山手線走った70歳の電車、第2の人生 クモハ73形を修理し展示へ

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福家司
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 高松市牟礼町の民間施設に、山手線(東京)などを走った1949年製造のボロボロになった電車が現れた。運転席など「先頭部分」のみだが、保存例の少ない貴重な車体といい、展示しながら修復を目指す。

 車体が運び込まれたのは、ことでん(高松琴平電気鉄道)のレトロ電車を譲り受け、お遍路さんの休憩所として修復・活用しているNPO法人「88」の拠点施設。

 この電車は、「クモハ73形」。首都圏の山手線や京浜東北線広島県の呉線、可部線などを走り、84年に引退。切断・分割され、広島市の鉄道模型店が運転台と客室の一部(長さ約2・2メートル)を旧国鉄から買い取って、店先に展示していた。

 屋根がなくなるなど大きく傷…

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