「結局は新幹線頼み」「福が足りない」古市憲寿さんのぼやき、実は…

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小田健司
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 あー。結局は新幹線頼みですか――社会学者で辛口コメンテーターとしても活躍する古市憲寿さんが新幹線にまたがりながら、批判気味にぼやく。実は、2024年春の北陸新幹線福井駅の開業に向け、福井市が作製した「自虐的」なPRポスターだ。市は古市さんらを起用し、地元の見どころや食べ物を紹介するPR動画の公開も始めた。

 動画は5本で計11分30秒。福井の見どころなどを紹介する「第1回福いいネ!グランプリ」を舞台に進行する物語。審査員の古市さんに対し、3組のプレゼンターが福井の魅力を紹介していく。

パックン、横澤夏子さんも

 プレゼンターとして登場するのは、市観光大使を務めるタレントのパックンことパトリック・ハーランさん。ソフトバンクのCMで一乗谷朝倉氏遺跡が故郷という設定の白い犬の「お父さん」と、息子役のダンテ・カーヴァーさん。福井県内を走るえちぜん鉄道を舞台にした、18年公開の映画「えちてつ物語」で主演したタレントの横澤夏子さん。

 足羽川堤防の桜並木や、国の…

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この記事を書いた人
小田健司
ネットワーク報道本部(大阪・堺支局)|地方行政や町ダネ、裁判など
専門・関心分野
権力監視、原発、公共事業、ボブ・ディラン