JR飯田線、落石で一部区間が当面運休 愛知・新城

戸村登
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 愛知県新城市豊岡のJR飯田線の三河槙原―湯谷温泉間で5月31日午後11時50分ごろ、線路を点検していたJR東海の社員が、線路付近に散乱する複数の石を見つけた。同社によると、落石は約13メートル×約4メートルの範囲に散乱しており、最大の石は約2メートル四方で約25トンと推定されるという。撤去作業を進めている。

 同日午後8時52分から三河大野駅(新城市)構内の信号機が「赤」の表示から変わらず列車の運行を見合わせたため、列車や乗客への被害はなかった。

 1日午後4時50分の時点で、本長篠(新城市)―中部天竜(浜松市)間で運行を中止しており、当分の間運転を見合わせるという。

 現場から8キロほど離れた新城市立鳳来中学校(生徒数194人)によると、飯田線を利用する生徒は51人おり、学校は1日朝、市に通学用バスを急きょ依頼し市が対応したため、登校できない生徒はいなかった。運行再開までは通学バスが運行される見通し。(戸村登)

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