新幹線にケーブルカバーが接触 車体に傷、修理で一時運転見合わせ

西岡矩毅
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 27日午前10時ごろ、山陽新幹線の博多発東京行きのぞみ16号(16両編成、乗客約500人)が小倉―新下関の新関門トンネル内を走行中、運転士が「ガタン」という異音を確認し、非常停止した。トンネル内のケーブルのカバーが車両に接触したという。JR西日本はカバーの修理のため、この区間の運転を一時見合わせた。

 JR西日本によると、トンネル壁面に設置された通信ケーブルを覆う鉄製のカバーがめくれており、車両と接触し、車体に傷がついていたという。大きな破損はなく、けが人もいなかった。運転士が応急処置をし、この列車は約1時間後に運転を再開した。

 同日午前9時25分ごろにも、博多発岡山行きのこだま844号(8両編成、乗客約120人)の運転士が、ほぼ同一地点で異音を聞き、非常停止。車両を点検したが異常はなく、25分後に運転を再開していた。

 JR西日本は修理のため、午後0時55分ごろから小倉―新下関の上下線で運転を見合わせ、約30分後に再開した。この影響で、山陽新幹線は上下3本が運休し、69本が最大約90分遅れ、約1万4400人に影響した。(西岡矩毅)

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