「買ってないのに請求された」 近鉄の特急券ネット販売でミス30件

松永和彦
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 近畿日本鉄道は13日、特急券のインターネット予約発売サービスで、実際には購入手続きが完了しなかったにもかかわらず、代金を請求していた事案があったと発表した。誤って請求したのは30件(計6万1370円)あり、すでに返金処理を終えたという。

 近鉄によると、5月9日、サービスの利用者から「特急券を購入できなかったのに、代金が請求された」と連絡があって発覚した。

 クレジット決済の処理状況を確認するシステムにエラーが起き、決済処理が取り消されていないケースが検知されなかったという。検知されれば、本来は職員が手動で取り消しの処理をする。

 近鉄が確認したところ、同様の誤請求は昨年9月2日に2件、今年2月26日に2件、4月16日に26件あった。今後、システムを改修する。

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この記事を書いた人
松永和彦
和歌山総局
専門・関心分野
高校野球、吹奏楽、地方行政