16両が脱線した東北新幹線 各社で違う対策、理由は「線路特性」?

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小川崇
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 福島県沖を震源とする地震で被害を受けた東北新幹線が14日、約1カ月ぶりに全線で運転を再開した。地震によって東京から仙台へ向かう東北新幹線が脱線したものの、JR東日本は「大きな逸脱は防げた」と強調する。

 脱線防止を重視するのか、脱線後の転倒や外壁衝突といった逸脱の防止に力を入れるのか――。今回の地震による被害を受け、新幹線の安全対策のあり方が改めて注目されている。

2度の揺れ、17両中16両が脱線

 地震があったのは、3月16日夜だった。立て続けに2度の揺れが東北地方を襲った。

 1回目は午後11時34分。福島県沖を震源とする最大震度5弱の揺れが起きた。

 JR東によると、時速約150キロで走行中の東北新幹線「やまびこ223号」の非常ブレーキが作動し、約1分後に停車した。

 次の地震は同36分に発生し…

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