不正変圧器、新幹線やリニアも JR東海社長「取り換え必要か検討」
内藤尚志
三菱電機が変圧器の性能や検査を偽る不正をして鉄道会社などに出荷していた問題で、JR東海の金子慎社長は26日の記者会見で、「特別な検査や取り換えが必要なのか検討する」との考えを明らかにした。
問題の変圧器は東海道新幹線や走行試験中のリニアで使われている。これまでの定期検査で安全性に疑いは生じておらず、不具合も起きていないという。ただ、金子社長は「それでいいということではない」と指摘。三菱電機からの報告も踏まえつつ、今後の対応について検討する方針だ。
JR東海によると、問題の変圧器は、東海道新幹線の変電所や駅で計17台、在来線の変電所で計13台、山梨県にあるリニアの実験線で計3台を使っている。電力会社から送られてきた電気を、車両の運行などに利用できるようにする役割を果たしているという。
ただ、どこの変電所や駅で使…
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