線路に自転車置いた疑いで男逮捕 電車と衝突、高崎線2時間ストップ

仙道洸 山田暢史
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 埼玉県内を走るJR高崎線の線路に自転車を置いて電車の運行を妨害したとして、埼玉県警は7日、同県上尾市柏座2丁目の無職、大野伸也容疑者(24)を列車往来危険の疑いで逮捕し、発表した。「酒に酔って覚えていない」と供述しているという。

 上尾署によると、逮捕容疑は3月12日午前8時ごろ、上尾市西宮下2丁目の高崎線宮原―上尾間の線路に自転車を放置し、国府津神奈川県小田原市)発高崎(群馬県高崎市)行きの「上野東京ライン」に衝突させ、運行を妨害したというもの。電車には約1千人が乗っていたが、けがはなかったという。

 JR東日本によると、高崎線の一部区間が約2時間止まり、上下線28本が運休するなどし、約2万400人に影響が出た。

 署は、周辺の防犯カメラの映像などから大野容疑者を特定したと説明している。大野容疑者は調べに「JRに恨みがある」などとも供述しており、動機や経緯について調べている。(仙道洸、山田暢史)

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