水島臨海鉄道の「キハ205」、クラファンで再生 旧国鉄3両連結も

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小沢邦男
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 水島臨海鉄道(岡山県倉敷市)が保有する「キハ205」など旧国鉄時代の3両が、鮮やかに再塗装を施されるなどして生まれ変わった。クラウドファンディング(CF)で2400万円もの資金を集めて実現したお色直し。往時の「昭和カラー」で鉄道ファンの呼び込みを狙う。

 3台のうち205は再生の目玉と位置づけられ、通常運行するほかの2台と異なり、イベントなどで活躍する予定だ。

 205は1960年製造のディーゼル車両。かつてローカル線の主力輸送として活躍した車両で、同社では87年から運行していた。動く状態で現存する西日本唯一の1両という。2017年まで現役で活躍していたが、老朽化が進み引退。以降はイベントなどでの披露以外は車両基地に置かれるばかりだった。

 同社は一昨年、コロナ禍の中…

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この記事を書いた人
小沢邦男
岡山総局
専門・関心分野
被災地再生