志度線でワンマン運転を開始 4月16日からことでん

福家司
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 【香川】高松琴平電気鉄道(ことでん)は4月16日から、志度線(瓦町―琴電志度間)でワンマン運転を開始すると発表した。ことでんの電車がワンマン運転されるのは初めて。

 ことでんによると、志度線は元々、3路線で最も利用者が少なく、沿線人口の減少などによって乗降人員も近年急速に減少。2021年度(上半期、瓦町駅を除く)の1日平均の乗降人員は7644人で、20年前の32%減、10年前と比べても16%減となっている。

 このため、人件費を含む運営コスト削減のため、ワンマン運転の導入を決めたという。対象は3両編成で運行する平日朝の1往復を除く全列車で平日84本、休日80本。乗降時はこれまで通り、すべての扉から乗降でき、運転士による集札業務は継続する。ことでん利用者の約8割を占めるICカード利用者は、現在と同様、ホームの簡易改札機にタッチすればよい。

 ことでんは、ワンマン化に当たり、全駅にホームミラーを設置。瓦町駅ホームには非常通報装置を新設するなど安全対策工事を終えている。(福家司)

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