JR北海道、3年連続で最終赤字の見込み 若手の離職も深刻に

有料記事

新田哲史
JR北海道 新年度事業計画 大雪対策も=HTB提供
[PR]

 JR北海道は1日、新型コロナウイルスの影響による旅客減少が続き、2022年度は226億円の最終赤字となる見通しだと明らかにした。21年度決算も146億円の最終赤字の見通しで、3年連続の赤字となる。今年2月の大雪を受けた対策で除雪関係の投資がさらにかさむほか、若手社員の離職も深刻化しているといい、経営環境は厳しさを増している。

 JR北はこの日、22年度の事業計画を公表。売上高にあたる営業収益は1304億円、本業のもうけを示す営業損益は621億円の赤字の見通しだとした。営業収益はコロナ前の計画より502億円少なく、営業赤字幅は295億円拡大する。

 鉄道運輸収入は計画より180億円少なく、ホテル事業も売上高は半減、不動産事業は3割減の見込み。

 一方、エネルギー価格高騰で…

この記事は有料記事です。残り432文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません