脱線の東北新幹線、東京―福島で4月2日再開、本数は5割程度

小川崇
【動画】脱線した東北新幹線の先頭車両に牽引(けんいん)車を連結する作業が始まった
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 JR東日本は30日、福島県沖であった最大震度6強の地震で脱線した東北新幹線について、4月2日から郡山―福島間、4日から仙台―一ノ関間で運転を再開すると発表した。当面は臨時ダイヤとなり、東京―福島間、仙台―盛岡間の列車本数は通常の5~6割程度になるという。

 東北新幹線は、復旧作業のため郡山―一ノ関間で運転を見合わせていたが、再開区間での安全確保の見通しが立ったという。

 ただ、レールや架線の応急処置が続いているため、一部区間では最高速度を半分に落として徐行運転する。設備などの損傷が多かった福島―仙台間では引き続き復旧作業を進め、4月20日前後の全線運転再開を目指している。

 地震で17両のうち16両が脱線していたが、29日までに全車両をジャッキやクレーンでレールに戻し終えた。今後、仙台駅を経て新幹線総合車両センターに移送するという。(小川崇)

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