京阪石坂線に統一デザイン車両、終点駅で安全祈願法要

菱山出
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 【滋賀】京阪電気鉄道石山坂本線比叡山琵琶湖をイメージした新デザインの車両1編成(2両)が登場し、運行を始めた。新デザインによって観光での利用を促進するのが狙い。15日に比叡山のおひざ元の坂本比叡山口駅で安全祈願法要があった。

 大津市内を走る石山坂本線の電車のほか、坂本ケーブル連絡バス、叡山ケーブル、比叡山内シャトルバス、叡山ロープウェイにも採用され、統一デザインとなる。

 コンセプトは「比叡山・びわ湖『山と水と光の廻廊(かいろう)』」。琵琶湖をイメージした濃紺色をベースに、車両側面に「びわ湖の水面の揺らぎ」を表す模様をあしらう。車両の前面には「光の廻廊」をイメージした黄金色を配した。

 安全祈願法要には京阪電鉄の平川良浩社長ら関係者約20人が出席。比叡山延暦寺の水尾寂芳(じゃくほう)・執行(しぎょう)が読経し、安全を祈った。

 平川社長は「(京阪電鉄は)琵琶湖や坂本、比叡山、(京都の)八瀬を結ぶ光の回廊の魅力を全国に発信している。ぜひ比叡山に来ていただき、四季折々の自然を満喫してもらいたい」とあいさつした。(菱山出)

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