JR東海、中部電はベア見送り コロナ禍の影響、製造業大手と明暗

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 JR東海は18日、今年の春闘で賃金のベースアップをしないと労働組合側に回答した。2年連続のベア見送りとなる。夏季手当(ボーナス)は前年と同じ月給2・2カ月分を出す。最大労組のJR東海ユニオンは月1千円のベアと2・7カ月分の夏季手当を求めていたが、この日に妥結した。

 中部電力も17日にベア(賃金改定)の見送りで労組と妥結済みだ。3年連続のベアゼロとなる。年間ボーナスは平均156万円を出すが、前年より6万円少ない。

 今年の春闘では、製造業の大手で前年を上回る水準のベアが相次いで明らかになっている。だが、コロナ禍や原油高などで経営が厳しい業界には広がらず、明暗がわかれた。

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