新幹線札幌駅の概要まとまる

日浦統
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 JR北海道は16日、2030年度末に開業予定の北海道新幹線札幌駅の概要を発表した。新幹線と在来線のホームが約300メートル離れていることから、利用客の利便性向上のため、コンコースやホームに動く歩道を設置する。また、在来線各ホームから乗り換え可能な跨線(こせん)橋も整備する。

 改札口と再開発ビルはアトリウム空間でつなぎ、円滑に地下鉄やバス、タクシーなどに乗り換えられるようにする。札幌市が交通広場を整備する予定の駅東側には、新たに東改札口を設置。デザインのコンセプトは「大地の架け橋」で、内装には道産木材や赤れんが、札幌軟石など地元にゆかりの素材を使う。

 島田修社長は「国際都市札幌の新たな玄関口にふさわしいものにしていきたい」と語った。4月以降、在来線の信号工事や高架橋などの工事を始める。(日浦統)

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