博多駅南側の複合ビル、28年末完成目指す JR九州

加藤裕則
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 JR九州は16日、福岡市博多駅南側の在来線上に地上12階建ての複合ビルを建設すると発表した。「博多駅空中都市プロジェクト」の事業名でオフィスと高級ホテルを中心としたビルにする。2023年度に着工し、28年末の完成をめざす。

 青柳俊彦社長と高島宗一郎市長がこの日、市内のホテルで記者会見した。青柳社長は「博多駅上空に新たな都市をつくる。難しい工事だが、福岡のランドマークにしたい」と語った。高島市長は「インバウンドの回復を見据えたチャレンジ。勇気をいただける」と歓迎し、市が博多駅周辺で進める再開発の促進策「博多コネクティッド」の一環として協力する考えを示した。

 JR九州は19年3月に複合ビルの計画を発表している。青柳社長は「コロナの影響で中止も考えたが、JR九州の中心的事業として改めて位置づけた」と説明した。新たな複合ビルの延べ床面積は5万平方メートルで、3~8階はオフィスで9~12階をホテルにする方針。

 同社は11年3月、延べ床面積24万平方メートルで商業施設を中心とした10階建ての「JR博多シティ」を開業している。(加藤裕則)

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