吉川美南駅開業10年で人口増効果 20日に記念イベント

米沢信義
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 JR武蔵野線吉川美南(みなみ)駅(埼玉県吉川市)が開業10周年を迎えるのに合わせ、JR東日本や市商工会が西口の駅前広場で20日、記念のイベントを開催する。

 吉川美南駅は2012年3月17日、吉川駅と新三郷駅の間に開業した。「人名とよく間違えられる」という駅名は、市民公募の「吉川なまずの里」など3案の中からJRが選んだ。

 西口一帯はかつての武蔵野操車場跡地で、東口は田園地帯だった。ほぼゼロから街づくりが始まり、西口にはショッピングセンターのイオンタウンが開業し、宅地開発も進んだ。東口周辺でも土地区画整理事業が進む。

 市の人口は12年3月1日の6万8060人から、10年後の今年3月1日には7万3099人に増えた。市商工課は「その大部分は吉川美南周辺への流入で、新駅が新しいまちづくりをもたらした効果は大きい」という。

 JRは20日に「開業10周年大感謝祭」を開催。ミニ新幹線の乗車会(雨天中止)や制服を着て駅長気分が味わえる子ども向けの撮影会などがある。市商工会も「あきんどまつり」を開き、テイクアウトの飲食店を中心に駅前に露店を並べる予定だ。

 イベントはいずれも午前10時~午後3時。問い合わせは市商工課(048・982・9697)へ。(米沢信義)

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