JR九州の高速船ビートルが日本船籍を取得 博多-門司港を新設

加藤裕則
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 JR九州の新型高速船「クイーンビートル(QB)」が日本船籍を取得し、12日に記念式典が博多港であった。これによって国内の航路開設が容易になり、4月から新たに博多―門司港で就航する。

 これまではパナマ船籍だった。船体の強度や避難用具などの検査を受けて日本船籍を取った。この日の式典では、JR九州高速船の水野正幸社長が国土交通省の担当者から検査証書を受け取った。水野社長は「博多港を母港として、九州や日本各地で新しい航路を繰り広げ、地域のにぎわいづくりに貢献したい」とあいさつした。

 オーストラリアで造られたQBは2020年秋に博多港に到着したが、コロナ禍で予定していた釜山航路に使えず、福岡湾などの遊覧に利用していた。今後、博多―長崎などで航路新設を検討している。

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