「秘境」坪尻駅近くに桜植樹 観光列車「千年ものがたり」5周年
福家司
JR土讃線の観光列車「四国まんなか千年ものがたり」のアテンダントらが8日、列車が停車する坪尻駅(徳島県三好市)近くに初めて桜の苗木5本を植樹した。4月で運行5周年を迎えるのを記念して、駅を新たな桜の名所にするためという。
坪尻駅は珍しいスイッチバック式の駅で、車で行くことができない「秘境駅」として知られ、観光列車の見どころの一つにもなっている。
この日は、JR四国千年ものがたり企画室の社員、管理駅の阿波池田駅員ら11人が参加。4人のアテンダントは、駅員らがホーム裏側の茂みを伐採して掘っておいた穴に肥料などを入れた後、市観光協会から寄贈されたソメイヨシノの苗木を1本ずつ植えていった。
駅前には桜が2本、花桃が10本植えられている。アテンダントの吉岡花瑛さん(24)は「桜が大きくなって、お客様に楽しんでいただけるようにと思って植えました」と話していた。
この列車の関係者は隣の箸蔵駅(三好市)近くでも2019年から3年間、桜の植樹を続け、17年の運行開始直前には発着駅の大歩危駅(同)近くにも桜を植樹している。(福家司)
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