球場南に商業施設「甲子園プラス」開業 ボールパークエリアめざす

真常法彦
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 阪神甲子園球場兵庫県西宮市)の南側に3日、新たな商業施設「甲子園プラス」が開業する。阪神電鉄は、陸橋でつながる球場と一体運営することで野球の試合がない日もにぎわう「ボールパークエリア」の形成を目指すとしている。

 球場を運営する阪神電鉄が市有地を借りて建設。3階建て(延べ約5200平方メートル)の1階には関西初出店の野球用品専門店「スタンドイン」のほか、四つの飲食店が入る。

 2階には、3日にリニューアルオープンする甲子園歴史館から阪神タイガース関連を中心に展示の一部を移転。陸橋を行き来しながら見学できる。シミュレーション野球体験施設「BE-STADIUM KOSHIEN」では、大型モニターなどが甲子園球場の雰囲気を再現するなか、ボールを打ったり投げたりして野球を体験できる。

 3階には障害物を乗り越えながら走ってタイムを競うスポーツ「パルクール」を体験できる子ども向け施設「パルクールプレイハウス」が出店。「走る、跳ぶ、登る、つかまる、バランスを取る」の五つの動作を通じて、楽しみながら運動能力を伸ばすことを目指す。子ども向けのロボットプログラミング教室「プログラボ」もできる。ものづくりを通じて自ら考え実行する力を養うという。(真常法彦)

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