2022年度敦賀市 一般会計当初予算案

佐藤常敬
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 福井県敦賀市の2022年度当初予算案が17日に発表された。一般会計は前年度比15・3%増の373億7531万円。一般廃棄物最終処分場北陸新幹線駅周辺施設整備、ふるさと納税寄付金の増加で、過去最大の規模となった。

 新規・拡充事業では、子育て支援、新幹線開業、カーボンニュートラルなど四つの重点施策に注力する。

 具体的には、敦賀駅西地区での子どもの一時預かりなど子育て支援拠点の整備(1456万円)▽新幹線敦賀駅前広場の造成工事など(12億2511万円)▽新幹線車両基地のビュースポットの整備(1千万円)▽水素や再エネを活用した町づくりの将来像の作成(1555万円)などを進める。

 一方、過去最大規模の予算を組みながら、寄付の増加などで自主財源比率は3・6ポイント増の59・4%まで改善。市の貯金にあたる財政調整基金の取り崩しはなかった。

 渕上隆信市長は「敦賀躍進の総仕上げと新しい挑戦に取り組む予算編成ができた」と話した。(佐藤常敬)

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