18年火災の三木駅舎が再生 ふるさと納税などで建設費

森直由
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 2018年に火災で焼失した神戸電鉄粟生(あお)線・三木駅の新駅舎について、兵庫県三木市は3月28日に駅舎の利用を始め、記念式典を開くと発表した。5月末には駅前ロータリーの整備も完了する見通しで、5月21日に「駅前広場完成開通記念式典」を開く予定。式典の事業費として、22年度の当初予算案に91万円を盛り込んだ。

 駅は18年3月4日、近隣からの延焼で全焼した。新しい駅舎は鉄骨2階建てで、延べ床面積は約280平方メートル。市観光協会事務所や待合スペースなどを備える。昨年8月に着工し、建築費約1億7千万円の大半を、ふるさと納税など市内外からの寄付金でまかなう。駅前広場の工事費は約8500万円。

 また、市によると、市内には計25のゴルフ場があり、西日本で最多、全国でも2番目に多いという。昨年に続いて全国高校・中学校ゴルフ選手権春季大会(春高・春中ゴルフ)を開くなど、「ゴルフのまち三木」を全国へPRするため、7350万円も盛り込んでいる。当初予算案の一般会計は343億8千万円(前年度比2・8%増)。(森直由)

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