阪急神戸線の脱線事故、国の安全委が報告書「車の駐車操作が不十分」

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小野大輔
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 神戸市灘区の阪急神戸線の踏切で2020年11月、特急電車が無人の軽乗用車と衝突して脱線した事故で、国の運輸安全委員会は17日、この車の運転手が踏切付近の坂道に駐車した際の操作が不適切だったことが原因とする調査報告書を公表した。

 事故は御影―六甲間の高羽踏切で11月23日午後7時40分ごろ発生。約60メートル北側の坂道に駐車した車が後退して踏切に進入し、上りの特急電車(乗客約400人)と衝突した。乗客1人が軽傷を負った。

 報告書によると、40代の男性運転手はマニュアル車のギアをニュートラルにして駐車し、サイドブレーキの引きも甘かった。車輪止めも使っておらず、「坂道で停止を保つ措置が不十分な状態で車を離れた」ことが事故を招いた可能性が高い、と結論づけた。

 また車が踏切に入ったのは衝…

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