「神の使い」白いエゾシカ、北海道北部に現れる 雪原で牧草食べる姿
奈良山雅俊
【動画】「神の使い」? 白いエゾシカ2頭、サロベツ原野に立つ=奈良山雅俊撮影
「神の使い」ともいわれる白いエゾシカが、北海道北部のサロベツ原野で見られる。日本海に沿ったオロロンライン(道道)の東側で、2頭おり、それぞれ別の場所で仲間と雪下の草や牧草を食べている。
1頭は2月中旬、豊富町の雪原で散らかった牧草を仲間と食べていた。もとはロール状だったが、毎日のように食べられ、原形がなくなった。その後も目撃されており、ここの「常連」らしい。もう1頭も同じ日に15キロほど南の幌延町の雪原にいた。この時は一回り大きな雌ジカと一緒に行動していた。
白いシカはともに若い雌とみられる。いまごろのシカは濃い茶色の冬毛で、白いシカも冬毛と思われるが、白い水玉模様がはっきり見え、神々しさを増していた。
周辺ではこれまでも時々白いシカが目撃されているが、少なくとも2頭いることがわかった。今冬は大雪のため、エサを求めて積雪が少ない海沿いに群れで現れているようだ。オロロンラインをゆっくり車で走れば、白いシカが見られるかも知れない。
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