SL大樹で「鬼侍」大激闘

中野渉
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 東武鉄道栃木県の日光江戸村は12日、開催中の「鬼怒川温泉鬼まつり」と連携し、鬼怒川線で江戸活劇のエンターテインメントを楽しめるSL大樹の運行を始めた。

 下今市駅発の下り線ではキャラクター「鬼侍」を題材とした話が演じられ、3両の客車の多くの席が埋まった。車内には江戸村の忍者が登場し、煙を噴き出して汽笛を鳴らしながら走るSLに合わせて車外で鬼侍らが激闘を繰り広げると、乗客らは楽しんでいる様子だった。

 母親と1歳の息子と乗車した埼玉県上尾市の女性会社員(31)は「イベントがあるとは知らず、息子が汽車好きなので乗ったが、いい思い出ができた」と話した。

 上り線では新撰組を扱った話が展開された。終着駅の鬼怒川温泉駅の駅前広場ではイベント登場人物のショーも行われた。

 27日までの土日と祝日の23日の計7日間実施する。このイベントはこれまで4回開かれ、計約1万2千人が乗車したという。

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この記事を書いた人
中野渉
千葉総局|茂原地区担当
専門・関心分野
国際、移住・移民、農業、経営、エンタメ