堀川選手の健闘に拍手 出身の大樹町でPV
【北海道】10日の北京五輪スピードスケート女子5千メートルに、日本スピードスケート陣の最年少で、白樺学園高校3年の堀川桃香選手(18)が出場した。出身の大樹町では、家族らがパブリックビューイング会場で競技を見守った。
町生涯学習センター大ホールでは定員の1割ほどの約50人が、声は出さず小旗を振って応援した。堀川選手が自己ベストを3秒以上縮める記録で滑り終えると、大きな拍手が巻き起こった。結果は10位。北京入りした後も連絡を取り合っているという母・智子さんは「緊張して眠れないとか食べられないとか言っていたので、まともに滑れるかと心配したが、ベストタイムを出したのはすごい。我が子ながら誇りに思います」と話した。
堀川選手は5人きょうだいの4番目。きょうだい、母親、おばが競技に打ち込んできたスケート一家に育った。酪農業で忙しい両親に代わって、堀川選手の幼少期から練習の送り迎えなどで支えてきた祖父・要一さんも「大会前、『自己ベストを更新する』と約束し、それを本当に達成してくれてうれしい」。堀川選手のインタビューが流れるテレビ画面を、何度もうなずきながら見つめていた。
要一さんは数年前に自宅敷地にきょうだいたちが獲得したメダルや賞状などを飾る記念館を建てたが、展示品が増えてきたので今年中には増設する予定という。「楽しませてもらっているので、まだまだ死ねない。これから桃香がもっと活躍するところも見てみたい」
また、同競技8位入賞の押切美沙紀選手(29)の出身地・中札内村でもPVが行われた。
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