JR札幌発、大幅間引き運転続く 夜には学園都市線再開へ
榧場勇太
JR北海道は10日夜、大雪の影響で運休していた学園都市線の札幌―あいの里公園間の運転を再開した。札幌発着の列車は6日の大雪後の除雪遅れで7日は全て運休し、8日夜から徐々に再開。11日には特急列車の運転を再開し、同日夕には学園都市線のあいの里公園―北海道医療大学の再開を目指す。11日中に札幌発着の運休区間はなくなる見通しだが、いずれも大幅な間引き運転が続いている。
JR北によると、10日の運休は453本。全運休時の700本超よりは少ないが通常ダイヤにはほど遠い。10日会見した宮越宏幸・鉄道事業本部長は「(週明けの)14日には通常ダイヤでの運行を目指している」と話した。
11日は小樽―新千歳空港間、札幌―苫小牧間、札幌―岩見沢間、札幌―あいの里公園間は通常の半分程度の本数で運行する。札幌―旭川間の特急「カムイ」、「ライラック」は通常の3割程度の本数で運行。そのほかの特急は1、2本の運行を予定している。
6日の札幌周辺の大雪で、JR北の路線では多くの列車が駅などで動けなくなった。天候が回復した後も列車を動かすための除雪に手間取り、再開が大幅に遅れている。
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