鉄道やホテル利用低迷の西武HD、傘下の建設会社を売却へ

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 西武ホールディングスは27日、傘下の西武建設の株式の95%を通信設備大手のミライト・ホールディングスに売却すると発表した。西武HDはコロナ禍で鉄道やホテルの利用が落ち込んでおり、経営資源の集中で立て直しを急ぐ。譲渡日は3月末。ミライトは約620億円で取得した、としている。

 2021年3月期の純損益は西武HDは723億円の赤字だった一方、鉄道施設やホテルの土木、建設工事を手がけている西武建設は24億円の黒字だった。しかし、今後の相乗効果は見込みづらいと判断した。

 西武HDはこのほか、運営する「プリンスホテル」の一部施設を売却する考えも示している。

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