来待ストーンで企画展「石と鉄道」

木元健二
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 【島根】鉄道にまつわる石に焦点をあてた企画展「石と鉄道」が、モニュメント・ミュージアム来待ストーン(松江市宍道町)で開催中だ。線路に敷かれたバラスト(砕石)のほか、往時の来待駅や松江駅の駅舎、蒸気機関車の写真など約150点が並ぶ。

 展示では、地元特産の来待石の輸送拠点として来待駅が1929年に開業した経緯を紹介しているほか、都市部の高架線に小さな砕石を敷き、騒音を吸収させる取り組みなども紹介。青函トンネル工事の際に採取され、困難な工事を達成した証しとして縁起物とされた「貫通石」もある。

 今年は、10月に日本初の鉄道が新橋―横浜間で開業して150年の節目の年。学芸員の広江正幸さん(41)は「鉄道の発展に、石が役立てられてきた歴史を伝えたくて企画しました」と語る。

 2月27日まで(火曜休館)。一般390円、小中学生190円。問い合わせは来待ストーン(0852・66・9050)。(木元健二)

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