舞浜駅ホーム、長さが1.5倍に ディズニー来園者の混雑緩和へ
JR東日本千葉支社は、東京ディズニーリゾート(TDR)の来園者で混雑するJR京葉線舞浜駅(浦安市)のホームを約200メートルから約300メートルに延伸した。29日から延伸部分を使い、混雑緩和につなげる。
同支社によると、コロナ禍前の2018年度、舞浜駅の乗車人数は京葉線で東京駅に次いで多かった。TDRの閉園時間(主に午後10時)前後は、山手線の混雑駅並みだった。
高架駅で用地の確保が難しく、ホーム幅の拡張が難しかったため、ホームの両端を計約100メートル広げる工事に約2年前から取りかかっていた。今後は上下線をずらして停車させ、1・5倍にしたホームに乗降客を分散させる。2カ所にある階段とエスカレーターも、上下線で分けて使ってもらえるように案内板を出す。
工事費約44億円はJRとTDR側とで半分ずつ負担。調査費は浦安市も負担したという。中川晴美支社長は「コロナの影響がまだ続いているため、これで少し様子を見て、さらに対策が必要なら検討したい」と話している。(三嶋伸一)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら
- 【提案】
日本では国土の問題もあり、コロナ禍以前はもともと混雑を「仕方のないこと」として織り込んでいたことが思い出されます。利用客にとっては新型コロナの如何によらず望ましい変化である一方、土地や費用などのリソースには限りがあります。今後われわれは何を
…続きを読む