「転車台」保存のため協力を 天竜浜名湖鉄道がCF募る

大平要
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 【静岡】天竜浜名湖鉄道は、天竜二俣駅(浜松市天竜区)の転車台や洗車機を修繕、保存する費用を賄うため、クラウドファンディング(CF)を活用した出資を募っている。出資者には寄付額に応じた返礼品を用意している。

 2月28日までで、目標額は1千万円。列車の方向転換などに使う同駅の転車台は1940年に設けられ、国の登録有形文化財にも指定されている。昨年公開された「シン・エヴァンゲリオン劇場版」のモデル地にもなり、鉄道ファンだけでなくアニメファンの関心も集めた。

 集まった資金は、腐食した部品の交換やさび止めなどのメンテナンスのほか、駅施設をネットで公開するための、VR(仮想現実)映像制作に充てる。

 鉄カード(寄付額1千円)、1日フリー切符(3千円)、全39駅の硬券入場券(2万2千円)、転車台・鉄道歴史館の夜間特別見学ツアー(10万円)、夜の貸切列車(50万円)などの返礼品を用意した。詳しくはCFサイト「キャンプファイヤー」から。問い合わせは天竜浜名湖鉄道営業課(053・925・2276)へ。(大平要)

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