リニア事故、安全対策も専門家の審査会で検証へ 岐阜県

高木文子
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 リニア中央新幹線・瀬戸トンネル(岐阜県中津川市)工事で2人が死傷した事故をめぐり、県は4日、トンネル工事の専門家による審査会を設け、JR東海が示した工事の安全対策を検証する方針を明らかにした。今月中旬~下旬に初会合を開く。

 古田肇知事は記者会見で「県のスタンスを決めるうえで、地元で理解が進むかが重要。トンネル工事がある自治体の住民には丁寧な説明を求めている」と述べ、事故を受けて山岳トンネルの工事が中止された中津川、瑞浪、可児各市でも地元説明会を開くよう、JR東海に求めている。

 瀬戸トンネルの事故を受け、県は県内4カ所の山岳トンネル工事を中止するようJR東海に求め、環境面の影響を別の審査会で議論している。事故の約半月後に長野県のトンネル工事で起きた別の崩落事故についても検証結果を確認し、県としての意見をまとめる。(高木文子)

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