JR西社長「コロナに翻弄、大幅赤字」 列車本数、最大規模の削減へ

鈴木智之
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 コロナ禍の影響で業績不振が続くJR西日本では長谷川一明社長が2年ぶりに役員や幹部社員らに対面で訓示した。「コロナに翻弄(ほんろう)され、2期連続の大幅な赤字を見込まざるをえなかった」と昨年を振り返りつつ、「2022年は経済活動の本格的な再開が期待される。新たなステージへの歩みを進めていきたい」と述べた。

 JR西は今年3月のダイヤ改定で会社発足後最大規模の列車本数削減に踏み切るほか、地方路線網の見直しにも着手している。

 長谷川社長は「グループ全体でコスト削減に取り組むことが不可欠」と述べ、構造改革を進めていく必要性を強調した。

 さらに「最重要課題はいうまでもなく鉄道の安全」とした上で「持つ力を最大限発揮し、明るい兆しの見える社会において、お客様のご期待に応えていこう」と呼びかけた。(鈴木智之)

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