5人犠牲の羽越線脱線事故から16年、JR東社長ら慰霊 山形
鵜沼照都
2005年にJR羽越線を走行中の特急「いなほ14号」が脱線・転覆した事故から16年となった25日、山形県庄内町の事故現場で慰霊が行われた。遺族やJR東日本の深沢祐二社長らが出席し、亡くなった5人の冥福を祈った。
JR東が建てた慰霊碑前で黙禱(もくとう)や献花があった。深沢社長は「改めて5人のご冥福を祈り、おわびする。半数以上の社員が事故以降の入社となったが、安心して利用できる鉄道をつくっていきたい」などと語った。
事故は瞬間風速40メートルほどの局地的な突風を受けたことが原因とされる。JR東は突風などを観測するため酒田市黒森にドップラーレーダーを設置し、17年12月からは列車運行規制と連動したシステムを運用。20年11月には人工知能(AI)も導入した。
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