東武鉄道が復元SLの火入れ式
佐藤純
46年前に廃車になった蒸気機関車C11形123号機を復元している東武鉄道は24日、埼玉県久喜市の南栗橋車両管区SL検修庫で火入れ式をした。今後、車体や走行の試験に入り、順調に進めば来春運行を始める。
栃木県の日光・鬼怒川エリアですでに2両運行している。3両編成にすることで、検査で欠ける車両が出ても年間を通してSLを運行できるようになる。
式には根津嘉澄社長ら東武鉄道関係者、日光市観光協会関係者らが出席し、神事に続いて、根津社長らがボイラーに火と石炭を投入した。
C11形123号機は1947年につくられ、滋賀県や北海道で客車や貨物列車を引っ張った。75年に廃車になり、日本鉄道保存協会が北海道で動かさない状態で保存していた。東武鉄道側が2018年に譲り受けて復元を始めた。古い図面と照らし合わせたところ、サイズが異なる部分が多数あり、多くの部品をつくり直したという。
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