モナカもモードチェンジ 組み立てて食べられる「DMVモナカ」

斉藤智子
【動画】食べられるDMVプラモ?=斉藤智子撮影
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 線路と道路の両方を走る阿佐海岸鉄道(徳島県海陽町)のDMV(デュアル・モード・ビークル)の25日の営業運行開始を盛り上げようと、地元の和洋菓子製造「山田宝来堂」が、遊び心あふれるおみやげを販売している。プラモデルのように組み立てて食べられる「DMVモナカ」だ。

 モナカの皮でできた車体とタイヤにあんこを詰めて合体させれば、バスモード。車体の前部に、あんこを詰めたタイヤをさらに取り付けると、鉄輪が下りた鉄道モードに変身する。

 モナカが入っている箱は、写真撮影用の立体背景になる。背景は最寄りの海部駅近くにある人気スポットで、建設当時は山を貫いていたが、宅地造成で山がなくなったトンネルだ。

 モナカは1年ほどかけて開発し、今年4月に発売。リアルさにこだわり、タイヤの円筒状の形などに苦心したという。山田直人社長(54)は「組み立てる楽しみ、写真を撮る楽しみ、食べる楽しみがある。DMVが起爆剤となって、全国から世界からたくさんの人に来ていただける町にできたら」と話す。

 「プラモ? モナカ? おかしなお菓子 組み立てモナカ」(税込み648円)は、阿波海南文化村や沿線の発着所などで販売している。(斉藤智子)

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