特急しまんと2本廃止 JR来春ダイヤ改定

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 JR四国が17日に発表した来年3月12日のダイヤ改定で、瀬戸大橋線の快速マリンライナー(岡山―高松間)の最終列車が繰り上げられる。また、徳島県内の高徳、鳴門両線には、列車を毎時決まった間隔で運転する「パターンダイヤ」を導入する。

 マリンライナーは、現在の最終列車を上下1本ずつ廃止し、新たな最終は下りは30分、上りは1時間程度繰り上がる。最終列車は、現在の2~3両編成から5両編成とする。

 特急は、土讃線のしまんと(高松―高知間)2本を廃止。高松方面発着の利用は、現在併結している岡山発着の南風に乗り換えが必要となる。予讃線などの下りの最終のいしづち・しおかぜ(高松・岡山発松山行き)を伊予西条行きに、上りの高松行き最終いしづちは松山発を新居浜発にする。

 普通列車では、高徳線の1本を廃止し、予讃、土讃両線の4本は土曜・休日に運転を取りやめる。予讃、土讃、高徳各線の7本は一部区間で運転を取りやめる。

 高徳、鳴門線へのパターンダイヤ導入により、午前9時~午後3時は徳島―池谷間がおおむね毎時2本、池谷―板野間と池谷―鳴門間が各1本となる。接続する特急うずしお(高松―徳島間)の停車駅を見直し、両線の分岐する池谷駅に停車する列車を増やす。

 予讃線で早朝に運転している特急モーニングエクスプレス高松、同松山は今年3月の改定で日曜祝日の運転をやめていたが、復活させる。

 全体では減便ダイヤになっており、JR四国の平田成正運輸部長は「コロナ禍で生まれた新たな生活様式も踏まえ、ご利用の少ない深夜帯の列車を中心に見直した。メリハリをつけ、効率的な輸送体系を目指したい」と話している。(福家司)

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