熊本空港アクセス鉄道整備計画など43億円追加へ

長妻昭明
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 熊本県は9日、熊本空港とJR豊肥線を結ぶ空港アクセス鉄道整備計画の新ルート調査費など43億8600万円を追加する今年度一般会計補正予算案を発表した。開会中の11月定例会に13日に追加提案する。

 財源は国庫支出金が35億5900万円と大半を占め、県の一般財源は2億7900万円。

 空港アクセス鉄道は熊本空港と三里木駅を結ぶルートが検討されていたが、世界的半導体メーカーの台湾積体電路製造(TSMC)が菊陽町に進出することが決定したことを受けて、蒲島郁夫知事が11月に再検討を表明していた。原水駅と肥後大津駅に分岐する新たなルートを模索すべく、路線や需要などの調査費3700万円を計上した。

 新型コロナ関連では、健康上の理由でワクチン接種を受けられない人に無料でPCR検査をするといった対策に33億7600万円を充てる。ほかにTSMCの工場建設に伴う下水道処理施設の拡充に5億4800万円、鳥インフルエンザ感染防止対策費4億2600万円を盛り込んだ。(長妻昭明)

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