レゴもプラレールもひそかに「変身」 イマドキおもちゃはエコで売る

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中井なつみ
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もうすぐクリスマス。おもちゃ売り場がにぎわいを見せるなか、おもちゃにも「エコ」を意識した商品が増えています。メーカーが環境に配慮した新たな素材の開発に力を入れたり、「捨てない」取り組みとして下取りサービスを始めたり……。消費者の環境に対する意識が高まるなかで、「エコ」を打ち出すことが商品の付加価値にもつながっています。

年間9万トン、レゴの挑戦

 レゴ(本社・デンマーク)から今年発売された「フラワーブーケ」。代名詞の四角いブロックを組み立てる形状ではなく、丸や花びら、葉っぱのような形のパーツを組み合わせて花束を作る。手触りが柔らかいぎざぎざした葉のパーツは、サトウキビを原料にしたポリエチレン製だ。

 丈夫で着色しやすいなどの理…

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    蟹江憲史
    (慶應義塾大学大学院教授)
    2021年12月14日2時8分 投稿
    【視点】

     レゴは、実際の環境負荷以外にも、多くの子供たちに影響を与えます。30年までにすべてのブロックを持続可能な素材に置き換えるというのは適切な目標だと思います。  プラレールも、ぜひそうした取り組みに追随し、業界で企業を超えて横断的に脱プ

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