ロボットがバリスタに JR東、エキナカでコーヒーの無人販売

高木真也
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 JR東日本は8日、東京駅構内でロボットを活用したコーヒーの無人販売を始めた。エキナカの飲食店の人手不足解消に向けた取り組みの一環で、試験販売を経て本格的な導入を目指す。

 シンガポールのフードテック企業が開発したロボットバリスタ「Ella」を導入。店頭のタッチパネルや同名のアプリ上で注文を受けると、店内のロボットアームが3台のエスプレッソメーカーを操作し、カフェラテやカプチーノなど5種類のコーヒーを提供する。1時間に約200杯を提供でき、人の作業より4、5倍早いという。

 インターネット上に集めた注文情報を人工知能(AI)で仕分けることで効率よくさばいたり、アプリで指定された時間に商品を提供したりできるという。コーヒーの価格はアプリ決済だと260~370円、交通系電子マネー決済は300~430円。

 JR東によると、大規模ターミナル駅の店舗では早朝の従業員を確保するのが難しく、無人販売を導入すれば始発からの営業などもできるようになるという。試験販売は東京駅構内の銀の鈴広場と、横浜駅中央改札内で来年2月末まで実施し、利用傾向などを分析して本格導入を検討する。(高木真也)

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