京王線切りつけ、容疑者を鑑定留置 どのような手続き?

横山輝
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 東京都内を走る京王線の特急電車で10月に乗客が刺されるなどした事件で、殺人未遂と現住建造物等放火容疑で逮捕・送検された無職服部恭太容疑者(25)=住所不詳=について、東京地検立川支部は刑事責任能力の有無を調べるための鑑定留置を始めた。6日からで、期間はおおむね3カ月。

 事件は10月31日夜、東京都調布市を走る特急電車で起きた。捜査関係者によると、服部容疑者は70代男性の胸を刃物で刺して殺そうとしたほか、複数の乗客に向けてライター用のオイルをまいて火を付け、殺害しようとした疑いがもたれている。刃物で刺された男性が一時意識不明になり、約15人が軽傷を負った。

 鑑定留置は、容疑者や被告人を病院などの施設に置き、医師らが刑事責任能力を見極める手続き。検察官や裁判所の求めで実施される。期間は3カ月とされることが多い。(横山輝)

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