収入や乗客数など5項目達成できず JR四国経営改善

福家司
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 JR四国は、国から2020年3月に受けた経営改善を求める行政指導に基づき、中期経営計画の達成に向けた7~9月の主要施策13項目の検証結果を公表した。新型コロナウイルスの影響が依然大きく、収入面や乗車人員などに関する5項目は目標を達成できなかった。

 検証結果によると、鉄道運輸収入の確保では、定期収入、定期外収入とも目標に届かなかった。観光列車の乗車人員、JR四国ホテルズの売上高、地域との連携による観光ツアー「四国家のお宝」の参加者数なども及ばなかった。

 一方で、多度津工場の近代化に向けた工事の着手、高松駅ビル開発に向けた実施設計の着手、高松市常磐町のマンション事業の第1期販売開始など8項目は、目標を達成した。

 西牧世博社長は会見で、「達成率はすべての項目で4~6月を上回った。今後も利用促進、収入回復につなげるべく、グループ一丸となって取り組む」と話した。(福家司)

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