西武HD社長「アウトドア市場1兆円に」 SDGsへの貢献も強調
聞き手・初見翔
鉄道やホテルを主力とする西武ホールディングスがアウトドア事業に本格参入する。コロナ禍でも有望な成長産業と位置づける狙いを後藤高志社長に聞いた。
鉄道やホテル、レジャー事業はコロナ禍で大変な状況にあります。一方、キャンプカーやグランピングといったアウトドアはコロナ禍でむしろ消費者の支持を得ています。
西武グループには、北海道から九州まで魅力的なリゾート地に未利用地がたくさんあります。こうした土地を有効活用することで、ビジネスの柱の一つに育てたいと考えました。
第一歩として10月1日に新会社「ステップアウト」をつくりました。公園の管理などで実績のある子会社の西武造園が「アールプロジェクト」という会社とタッグを組みます。
アールプロジェクトはアウトドア施設の運営を手がけるほか、デジタル分野に精通しています。社長をはじめ若い人が多く、外資系証券会社など異業種を経験した人材も豊富です。柔らかい頭脳から出てくる様々なアイデアと、我々が持っている魅力的な土地とを融合させることで化学反応が起きるのでは、と期待しています。
話し合う途中で分かったので…