高松空港のリムジンバス大幅値上げ コロナ禍で空港利用者激減が影響

福家司
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 【香川】ことでんバス(高松市)は1日、JR高松駅前のJRホテルクレメント高松と高松空港を結ぶ「高松空港リムジンバス」の運賃を値上げした。コロナ禍により利用客が大幅に減少し、路線存続が危うくなっているためとしている。

 主な停留所から空港までの新たな運賃(大人)は、JR高松駅、高松築港が千円、瓦町が900円、ゆめタウン高松前は800円、空港通り一宮は600円となり、140~240円の大幅な値上げとなる。

 ことでんバスによると、リムジンバスは国内線の減便、国際線の休止などで利用者が激減。今年10月以降は徐々に回復しているものの、なおコロナ禍前の3割ほどにとどまっている。

 また、リムジンバスには乗務員による手荷物の積み下ろしや無料Wi―Fi、5カ国語のアナウンスなど、通常の路線バスにないサービスもあるとして、値上げを決めたという。

 一方、朝夕に運行している路線バスの空港通り線(通勤特急バス)は運賃を据え置く一方で、1日からウィングポート―高松空港間を廃止し、JR高松駅―ウィングポート間に変更する。(福家司)

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