枕木オーナーになりませんか? 養老鉄道支援で池田町がGCF 岐阜

板倉吉延
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 地域の生活を支える養老鉄道を支援しようと、岐阜県池田町は、ふるさと納税制度を利用して寄付を募るガバメントクラウドファンディング(GCF)で、枕木にプレートを設置できる「まくらぎオーナー会員」を募集している。寄付金は、駅周辺にイルミネーションを設置する費用などにあてる。目標金額は100万円。期間は12月末まで。

 養老鉄道は全線57・5キロで、敷設する枕木は約10万本。会員は1年間、枕木のオーナーになる。名前やメッセージを記したオーナープレート(19×15センチ)を駅にある枕木に設置し、写真を撮って「ご支援証明書」とともに贈る。

 Aコースは金色のプレートで寄付額5万円、Bが銀色で3万円、Cが白色で2万円。AとBは設置する駅を指定できる。

 GCFは自治体が使途を明確にして、ふるさと納税の仕組みを使って寄付を募るもの。町外の人が対象で、ウェブサイト「ふるさとチョイス」(https://www.furusato-tax.jp/別ウインドウで開きます)から申し込む。

 会員制度は養老鉄道が昨年始め、1カ月で87口の応募があった。今回は町がGCFで全国に支援を呼びかける。町はこれまでも養老鉄道存続を目的に、GCFで2016年度1069万円、17年度350万円の寄付を受け、鉄道の運営費などを支援した。

 町の担当者は「地域の重要な路線である養老鉄道を支援したい。オーナーには自分のプレートを確認に町を訪れてもらえたら」と話す。問い合わせは池田町ふるさと納税対策係(0585・45・3111)へ。

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