九州新幹線で火、男を威力業務妨害罪で起訴 熊本地検、認否明かさず

屋代良樹
[PR]

 走行中の九州新幹線の床に火をつけたとして、熊本地検は29日、福岡市博多区大博町、無職三宅潔容疑者(69)を威力業務妨害の罪で熊本地裁に起訴した。認否を明らかにしていない。

 起訴状によると、三宅容疑者は8日午前8時40分ごろ、熊本(熊本市)―新八代(熊本県八代市)を走行する九州新幹線の車内で、床にライターオイルをまき、火がついたレシート紙を落として燃え上がらせるなどして列車を緊急停止させたとされる。

 熊本県警のこれまでの調べでは、三宅容疑者は8日朝、熊本駅で出水駅(鹿児島県出水市)までの乗車券を購入し、ライターオイルを入れた約300ミリリットルのペットボトルを所持して乗車した。10月に東京都内の京王線で起きた放火、刺傷事件を見て、「まねをしようと思った」と供述していたという。(屋代良樹)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら