高架化工事の新潟駅、商業施設開業へ 来年6月

高橋俊成
[PR]

 高架化工事が進むJR新潟駅新潟市中央区)について、JR東日本新潟支社は25日、商業施設を建設し、高架化が完了する来年6月に一部店舗を開業すると発表した。段階的に開業し、2024年春に全面開業する見込み。

 商業施設は、2階建て(一部3階建て)で延べ床面積約3万平方メートル(駅施設など除く)。うち改札やコンコースがある2階と、高架化でスペースができた1階部分、計約1万3千平方メートルに土産物店や飲食店などの店舗を配置する。計画では、万代広場がある北側の1階はガラス張りの店舗が並ぶイメージだという。

 来年1月の工事着工後、来年6月ごろには、南側2階にある在来線と新幹線の東改札付近に一部店舗が開業する予定。その後、現在コンコース沿いにある飲食店やドラッグストアなどは、いったん閉店しリニューアルする。23年春完成予定のバスターミナル沿いにも店舗を作り、24年春の全面開業を見込む。

 テナントは未定だが、「新潟らしさの発信」「市街地活性化の起爆剤」を掲げ、新潟の名産品を購入できる土産物店や飲食店などを誘致するという。JR東日本新潟支社の小川治彦支社長は「新潟駅を起点に街ににぎわいを作りたい」と話し、観光客だけでなく、地元の人にも魅力的な施設をめざすという。(高橋俊成)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら