新幹線に「鮮魚専用車両」 大宮駅拠点に物流サービス本格化

西畑志朗
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 新幹線に「鮮魚専用車両」が誕生――? JR東日本が、新幹線を活用した輸送ビジネスを本格化させている。

 11日午後0時42分、上越新幹線の臨時列車「とき10号」が大宮駅に到着した。積載荷物専用となり乗客のいない10号車の座席と座席の間には、新潟市場で集荷されたマダイや甘エビなどを収めた発泡スチロール箱が積み上げられている。この日到着したのは鮮魚80箱と搾りたての地酒20箱。輸送を担当するジェイアール東日本物流の社員らが、ホームに次々荷下ろしした。都内や埼玉県内の百貨店、魚屋などに出荷される。

 JR東日本では、「はこビュン」と名付けた物流サービスの拠点を大宮駅に設ける方針。新たな輸送サービスを構築し、地域産品の流通拡大による地方創生を目指す。同駅終着での定期運行も検討していくという。西畑志朗

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