地下鉄新型車の表示に「太秦萌」登場 会えるのは「試運転」だけ

諏訪和仁
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 地下鉄烏丸線で試運転中の新型車の行き先表示器に、京都市交通局の利用促進キャラクター「太秦萌(うずまさもえ)」が登場した。同局は公式ツイッターで「見られた人はとってもラッキー」とつぶやき、鉄道ファンの間では「なかなかお目にかかれない」と話題になっている。

 新型車は行き先表示器が精細なフルカラーLEDで、キャラの表示ができるようになった。同局によると、太秦萌の表示は、2種類ある「試運転」の表示の一つで、通常は文字だけの方を使っている。太秦萌の方を使うタイミングは「決めていない」という。

 この編成は来春から営業運転を始めるため、試運転の表示はほとんどしなくなるが、新型車は来年度から4年間、2編成ずつ入ってくるため、そのたびに試運転がある。その後は大規模な点検を受けた後の試運転やイベントなどに限られそうだ。

 太秦萌は2011年、地下鉄利用を呼びかけるキャラとして市職員の妻が描いたのが始まり。13年にプロが描き直し、今の姿になった。これまでポスターやグッズ、アニメ、CMに使われてきたが、行き先表示器に登場するのは初めてだ。(諏訪和仁)

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