九州新幹線の床に火をつけた疑い、69歳男を逮捕 列車は緊急停止

山田佳奈 伊藤秀樹 屋代良樹
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 8日午前8時45分ごろ、熊本県の熊本―新八代間を走行中の九州新幹線「さくら401号」(広島発鹿児島中央行き、8両編成、乗客約140人)の車内から、「男性客が座席に火をつけた」とJR九州に通報があった。熊本県警が新八代駅で男を現住建造物等放火未遂の疑いで現行犯逮捕し、発表した。九州新幹線は運転を再開しているが、最大約50分の遅れが出ているという。

 熊本県警八代署によると、逮捕されたのは福岡市博多区大博町、三宅潔容疑者(69)。車内の床に可燃性の液体をまき、所持していたライターで火をつけた疑いがある。床が焦げるなどしたが、けが人はいなかった。

 JR九州によると、3号車の車内非常ブザーが鳴って列車が緊急停止した。車掌が確認すると車内で煙が上がっており、消火した。乗り合わせていたJR九州の社員が三宅容疑者を取り押さえたという。消防によると、三宅容疑者は所持していた服にライターで火をつけたとの情報もある。(山田佳奈、伊藤秀樹、屋代良樹)

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